■ MUKU-DATA  タモ無垢一枚板 カウンター用 4100 600x75mm  → 600x40mmへ

室内に取り付けた際、厚みがあり過ぎて見た感じが無垢無垢しいので、
厚みを調整する事になりました。
75mm → 50mm厚に製材して、仕上げは最終的に40mm~42mm程度と考えていました。

無垢の一枚板(600mm巾以上の幅広)は丸太を製材して乾燥させる際は、
60mm~90mm程度で製材しているものが多く見受けられます。
巾が広いとそれだけ反りの大きさも多くなるのでそのような厚みで製材後、乾燥させています。
一方、最近現場での要望は、より薄く、という依頼を受けます。

板は今この状況で乾いていて反りも少なく静かに治まっているように見えますが、
鋸を入れた途端、暴れ出す木が多いのです。
乾燥加減や木繊維などのバランスが保たれている状態が、割ったら中心が乾いていなくて
膨らんだり引っ張られたりするのでしょうね。
痛い痛い、折角静かに眠ってたのに何するんだぁ!って言っているように感じたりもします。

この 75mm を 50mmに製材する。というのがなかなか勇気のいるところです。
どのように暴れるか予測できませんから、
「まぁ、やりますか!」っていう覚悟が必要です。
下手すりゃ、割れたり、反りが大き過ぎて使い物にならなくなったりする事だってありますから。

やはり、予想よりかなり反りが出て、40mm程度の仕上げ予定が最終的に35mm厚になって
しまいました。
残りの25mmの方は少し時間が経っただけでもうグニャグニャです。(泣)

板の厚みを割る際は2枚取ろうなんて欲を出すとどちらも使えなくなる可能性がありますから
十分に注意したほうがよろしいかと思います。

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